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第29話エルスウェーニョ 横浜駅ジャズ&イタリアンレストラン マスターファンタジー ビッキーとユーリのユルメ探訪2016.03.22

エルスウェーニョ 横浜駅ジャズ&イタリアンレストラン マスターファンタジー

ビッキーとユーリのユルメ探訪 第29話

 

オリュンポス神殿の大広間のダイニングテーブルでビッキーとユーリはゼウスたち神々と一緒に食事を楽しみながら3Dシアターの映像を見ている。

映像はアテネの街の情景を映し出す。まるでそこにいるかような臨場感だ。

アテネの商店街をすぎた広場にたくさんのひとが集まってホメロスの歌を静聴している。

中央の祭壇の上に立ち、両手を天に差し伸べホメロスは歌う。

「ムーサの女神よ 詩の女神よ 我に歌わせたまえ ヘレネの美しさを そしてパリスとの恋を。

ヘレネの王宮にはさまざまな人が訪れる。ある時、トロイアの王子パリスが訪れた。貴公子だ。

王宮の女たちや少女たちは夢中だ。

ヘレネもすてきな若者とは思ったが自分の妻としての立場をよくわきまえていた。

パリスはヘレネの美しさに感動したが、やはり立場を考え、スパルタ王の妻に対して差し障りの無い態度をとっていた。

ところが、アフロディテ(ヴィーナス)女神の赤ん坊のエロース(キューピッド)がよちよちと飛びながら2本の矢を放ち、

それが間違ってヘレネとパリスに当たってしまった。たちまち二人は恋に落ちる。

そしてそのままヘレネとパリスは手に手をたずさえ、連れ立って船でトロイアに逃げ帰ってしまった。

さあ、王宮は蜂の巣を突っついたような騒ぎだ。

いろんな人がいろんなことを言い、いろんなことをする

妻を寝取られたメネラオス王は茫然自失し、部屋に引きこもってしまって何の指示もできない。

あの美しい妻を隣国のトロイアの王子が連れ去った。なんたること。なんという恥。

わしは何とあわれな男か。国中の笑いものだ。こんなことがあっていいものか。

どうしたらいいものか。うつうつと考え、落ち込んでいるメネラオスのところへ兄のアガメムノンがやってきた。

そして狼狽している弟をしかりつけ、ギリシャをあげて軍をつくり、トロイアを攻めると告げた。

さあ。戦争だ。

メネラオスはたいしたことができないので、アガメムノンがギリシャ軍の総大将となり、

ギリシャ中の諸公、勇者たちに伝令が飛び、勇者を募り軍を組織した。

軍の参謀はオデュッセウスである。

オデュッセウスはギリシャ中の強者を集め強力な軍を組織していたが、ある一人の男がまだ見つからない。

アキレウスだ。少女合唱団の中にいることをつきとめたオデュッセウスは、少女たちを集め、おくりもののおみやげを並べた。

女の子たちの好きそうなお菓子や人形、飾りものなどの中に一本の槍があった。

真っ先にその槍を掴んだのがアキレウスであった。

 

 

第29話 終わり

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