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八十八夜 エル・スウェーニョ 横浜駅ジャズアンドイタリアンレストラン ビッキーとユーリのグルメ探訪 32話2016.05.30

 

八十八夜
エル・スウェーニョ 横浜駅ジャズアンドイタリアンレストラン ビッキーとユーリのグルメ探訪 32話

 

夏も近づく 八十八夜

野にも山にも 若葉が茂る

 

立春から数えて八十八日目のことである。この八(ハチ)という数字は古来特別な意味を持つ数字だ。
八百万の神々だとか、八百屋とか、浪波の八百八橋、大江戸八百八町という。宇佐八幡や鶴岡八幡も有名だ。八王子という地名も多い。
音階というものも、ドレミファソラシドと八音階に別けられている。リズムも八の割数か倍数だ。丸いピザやパンやケーキも八等分に切るのが一般的だ。
八十八夜の夜、ビッキーとユーリは横浜駅イタリアンレストラン エル・スウェーニョにピザを食べに来た。
オリジナルトスカーナピザは香ばしいカメリーナの生地に自家製ラグーソースとゴーダチーズを乗せて炭火で焼き上げる。
あまり高温過ぎない温度でゆっくりと焼く。
小麦粉の精カメリーナの香ばしいおいしさがソースとチーズと絶妙なハーモニーを生み出す。
熱い皿の上で八カットに切られたトスカーナピザが来た。

テーブルの上には白ワイン ローマが置かれている。

このローマという白ワインのおいしさは絶品だ。ほのかな甘さ、苦さ、酸味、うまさ、上品な味わいがすばらしく調和している。
ビッキーとユーリは白ワインを飲んで、トスカーナピザをパクつく。
夏も近い。

 

 

32話 終わり

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