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「ビッキーとユーリのハロウィンライブパーティ」 マスターによる小説2017.10.18

「ビッキーとユーリのハロウィンライブパーティ 」

秋風が心地よく吹き抜ける。
柿や栗やたくさんの木の実や 稲や野菜の収穫の時である 。

ハロウィンの起源は、古くは古代ケルト人による、収穫を祝い悪霊を祓うお祭りだった。
近年では日本でも一大イベントとして盛り上がっている。

ビッキーとユーリは仲間を集めて 横浜駅すぐ近くのイタリアンレストラン エルスウェーニョを 貸し切ってパーティを催すことにした 。
エルスウェーニョはジャズの生演奏も毎日あって、大きなグランドピアノがある。ウッドベースやドラムも置いている。 ベースアンプにギターアンプマイクも三本用意してミキサーに繋げられる 。
何にも増して、部屋の広さ加減と床のオーク木材 日干し煉瓦、しっくいの壁などが相まって
音は柔らかく響き音楽はより音楽的に煌めき出す。
エルスウェーニョのレストランバーの営業は夕方六時からで
平日でも日祝日でもそれまでの時間でなら予約して貸し切ることができる 。
二、三人から五十人くらい入ることができる。
バーでビールやカクテル ワイン ウイスキーなど いろいろな種類のお酒を出してくれるし、 パーティ料理も豊富で絶品料理だ 。
ビッキーとユーリは日曜日、友人たち三十人で昼から集まった。
夕方まで貸切りだ。
若い仲間が思い思いのコスチュームとペイントで 集まった情景はなかなか壮観だ 。
若く美しい人たち若く力強い人たち。
スペインカヴァで乾杯し、オードブルの盛り合わせ 生ハムの盛り合わせをパクつく。
それぞれ好きなお酒を飲むのだがなんでも揃っている 。
秋なのでおすすめは赤ワイン。
特にこの秋はマスターが力をいれ十種類くらいの リーズナブルでおいしい赤ワインを用意しているので
それぞれ飲み比べて個性の違いを味わうのも楽しい。
ピザやラザニアも出てきた。
マスターオリジナルの味でよそにはないおいしい味だ。
パーティも盛り上がってきたところで 音楽のライブが始まる。
ビッキーのピアノにセイのギター、タケのベース コシのドラム。
オータムリーブス、枯葉から始まった。もともとシャンソンでジャズでも スタンダードとして最もよく演奏される。
それからオータムインニューヨーク。すばらしいメロディだ。 そしていよいよユーリが歌う。
マイフェイバリットシングス、私のお気に入り。
かつてサウンドオブミュージックの映画の中で ジュディアンドリュースがドレミの歌やエーデルワイスと 共に歌った曲だ。

猫のヒゲが好き
まつげにかかる雪がすき
あれがすき、これがすき
犬にかまれて
峰に刺されて悲しい時に
好きなものを思い浮かべて
悲しくならないようにするのよ。

ジャズの巨人ジョンコルトレーンのお気に入りの曲で コルトレーンがいつもサックスで吹くので 多くのジャズファンはこの曲でコルトレーンの作曲だと思っていた。
三拍子のリズムが明るく未来を照らす。
みんなの未来もこのように明るく輝きますように。

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